《第10章・想いの向こう側…②》

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松本は美和の下半身を挟んでた膝をずらし、美和の片足を持って美和にもわかるように少し上げた。 美和は両手でスカートを押さえ足よりもスカートを気にする。 『嫌っ!何するの?』 『足首へと細くなるライン、この足首が引き立つスカート姿はいつ見ても良いわ』 『何言って(恥)…』 松本は美和の足を片足と揃えるようにし手を離す、美和は気にして両手をスカートに当てたままでいた。 松本はまた両膝で美和の下半身を挟み、両肩に手を置き少しだけ力を入れるとブラウスから少しだけ素肌が見える。 『肩のライン、華奢だからこそかわいいデザインの襟が似合うのよ』 『何言って(恥)…私そんなんじゃないもん…イケてないって言わ…ー』 松本は肩からベッドに両手を付き、その後をキスでふさいだ。 『ん…い、や…』 途切れ途切れに言う美和の言葉をかき消すように、松本は息を吸って続ける。 潤んだ目の美和を見て松本は優しく笑う。 『あのガキ(M美)美和がイケてないなんてわかってない。で、H高に行く訳は?勘違いする訳は?』 質問にハッとした美和は潤んでいた目をまばたきさせ、まだ逃げようと上半身を起こそうとするが。 『質問に答えてない…帰りたいなら答えれば良い』 『言わない…』 松本は美和のブラウスのボタンをひとつ外した。 『嫌っ!帰して!ボタンなんて外さないで!』 美和は帰ろうと両手をベッドに付いて上半身をおこそうとするが、ブラウスがはだけ下着が見えている事に気が付いて両手をクロスさせる。 『はだけているのはブラウスだけじゃないわ(笑)上下お揃いの水色のドット柄…良い眺め!♪』 美和はよりクロスさせ下着を隠すように身を丸くするが、松本はニヤニヤした顔を近付け肩の丸みにキスをした。 『ひゃっ…やめて…』 『華奢だからストラップなんてすぐに落ちるのよね♪あたしはこのままが良いけど』 松本はワイシャツのポケットから携帯を出し、そのままの美和を写真におさめニヤリと笑った。 『写真なんて!返して!』美和は両手を松本の方に差しだしたが、松本は携帯を美和が届かないように上に上げる。 美和は携帯の写真を削除したいが為に携帯に手をのばしたが、届くはずもなくブラウスやストラップが余計にはだけていた。 『返して?って美和のじゃないでしょ(笑)あたしの携帯なんだから』 松本は上半身・横からの美和を何枚か携帯におさめた。 『横からも…服の乱れ具合がグッとくるわ』
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