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花に咲き乱れるであろう、未来を思い描きながら、二人は墓に手を合わせた。
「…カレジ。よく乗り越えてきた。よく頑張ったな…。」
レンが、優しい笑顔で言った。
「…ここが滅んだ日。レンと出会わなければ、俺は死んでたに違いない。今日まで生きてこれたのは、レンや、ダンやホウプ達が…みんながいたから、だから、今の俺がいる。変な話、ここが平和なままだったら、きっとみんなと出会うことはなかった。…人生って不思議だな。」
カレジは空を見上げた。
「…お前の人生は、まだまだ長い。始まったばかりだ。何が起こるかなんて、誰にも分からない。…だが、お前なら大丈夫だ。どんなことが起こっても、負けないだろう。…生きていれば、なんとか道が開けるものだ。予想もしない新しい出会いもあるだろう。必ず、前に進めるようになる。それに…オレもいる。オレも力になる。…これからは、別々の道を歩むことになる。だが、遠慮はするなよ。何かあれば、いつでも呼ぶんだ。オレ達は…家族なんだから…」
「レン…」
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