~最終章 新しき時代~あとがき~

12/14
前へ
/14ページ
次へ
レンの優しさが嬉しくて、胸が苦しかった。 「俺、レンにどうやって恩返ししたらいいか…」 「そんなもの。お前が生きて、元気でいてくれたら、それでいんだ。」 嬉しくて、涙があふれた。 レンに出会って、一緒に生きてきて、本当に良かった。 「…そうだ。時々二人で旅をして、ここを見に来よう。…約束だ…」 「…ありがとう。約束だよ…」 あまりにも自分が泣いてしまっていて、ちゃんとは分からなかったが、レンも泣いている気がした。 その時、レンの声じゃない別の人に呼ばれた気がしてキョロキョロしたが、誰もいない。
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加