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ぶわっと、爽やかな風が通り過ぎたかと思うと、足元に三輪の花が咲いていた。
「あれっ…さっきまで咲いてなかったのに…」
カレジは目を丸くした。
「星も…お前のことを褒めていたぞ。これからもよろしくと言っていた。」
「…そうか、星が…!さっきの声みたいなのは、星の!!」
カレジは空に向かって叫んだ。
「俺達が…!!俺達が、絶対に新しい時代を創ってみせます!!争いも差別もない、平和な世界を!!だから、これからも見守ってください!!そして、時に導いてください!!共に生きる、俺達を…!!」
再び風が通り過ぎて行った。
カレジには、まるで星が微笑んでいるように感じたのだった―。
~END~
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