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戦いは終わった。
カレジ達は、人間界・キャズの城へ戻って来ていた。
ファニーもイベルも一緒だ。
「…皆、よく頑張った。よく頑張ったな…。」
ネスの前にはカレジ・ホウプ・ファニー・イベル、後ろにはクレオや無事だったタクルとオブスもいた。
レンは、戦いが終わるとすぐに国へ帰ってしまった。
ネスは、一人ひとりをゆっくりと順番に、熱い瞳で見つめた。
「ありがとう…。君達がいたから、争いは最小限に食い止められた。星が救われたんだ。時代が変わる時が来たんだ…。」
後方に控えていた兵士達が、皆に拍手を送った。
「…さて。今後のことについて話し合おう。いいね?」
全員が、ゆっくりとうなずいた。
「君達の行いが評価され、カレジくんと伝説の剣があれば、年数や日にちは関係なく、いつでも世界を繋ぐことが可能になった。しかし、いきなり全てを繋げたままにしてしまうと、人々は混乱してしまうに違いない。」
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