2人が本棚に入れています
本棚に追加
マーラとルーイも元気そうだった。
ここでもカレジは、野菜スープをごちそうになった。
「ジェーンったら毎日毎日このスープを作るもんだから、新しくウチのメニューにも入れちゃったのよ。どう?上手になったでしょ?」
「…はい。すごく。…美味しいよ。」
カレジが笑顔を向けると、ジェーンは顔を赤くしてうつむいてしまった。
「…いつか…近い将来。俺だけのために、毎日この野菜スープを作ってくれないかな?…たぶん、すぐには無理だけど、…何年かかかるかもしれないけど…。落ち着いたら、迎えに来てもいい?」
「…………………へっ!?」
一瞬、周囲の時間が止まった。
「まあ…!!ジェーン!!プロポーズよ!!プロポーズ!!カレジなら大歓迎よ!!ほら、返事しなさい!ジェーン!」
「プ…プ…プ?」
「…ダメかな?」
「ダメじゃ…ダメじゃないです!!よ、喜んで!!あの、待ってます!!私、ずっと待ってます!!」
「…ありがとう。」
その日は朝まで宴会になり、お客も巻き込み宿屋は大盛り上がりだった。
最初のコメントを投稿しよう!