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「ひでみさん!!」
「あら奥さま…こんにちは。」
「こんにちはじゃないわよ!!今日はね!!ひでみさんにクレームがあるから来たのよ!!」
「クレーム?何のことなのでしょうか?」
「あんたね!!今日と言う今日は許さないわよ!!6月20日辺りからうちのキンリンで投石事件が相次いで起こっているのよ!!今日ね!!ハタケヤマさんの家の4歳のお孫さんが石が頭に直撃をして大ゲガを負って救急車で病院に運ばれたのよ!!」
「あの…投石事件とうちのことと…どのような関係があるのでしょうか?」
「関係があるから言っているのよ!!あんたね!!二人のお子さんの教育の仕方が悪いみたいね!!」
「そんなことありませんわよ…」
「いいわけを言ってもムダよ!!投石の犯人の目星はついているのよ!!あんたの小学生の長男が投石をしたことが分かった以上、ひでみさんのことは許さないからね!!」
「ちょっと待ってください!!うちの長男が何をしたと言うのですか!?」
この時でありました。
おばの長女があわてた表情でコードレスホンの子機を持ってきまして、おばの元にやって来ました。
「おかーさん大変よ!!警察署から電話がかかってきているの…早く出てよ!!」
おばは、しょうがないわねと言う表情で電話に出てみました。
「はい…お電話代わりました…えっ?長男がオキイシ…長男が線路にオキイシをして特急列車を止めてしまったって…」
おばは、警察署からおばの長男が伊豆急行の線路にオキイシをしまして東京行きの特急踊り子号を止めてしまったと言う知らせを聞きまして、めまいを起こして倒れてしまったのでありました。
「おかーさん!!おかーさん!!」
おばの長男が線路にオキイシをしまして、特急列車を止めてしまった知らせを聞いたおばはどうすることもできなくなってしまいましたので、警察署へ行くことができずに家に引きこもってしまったのでありました。
おばの長男は、オキイシ事件の数日後に下田市内にありますカギのかかる施設に送られてしまうことが決まりましたので、親元に帰れなくなってしまったのでありました。
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