灰かぶりの花嫁のなみだ

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さらに悲劇は次の日にも発生したのでありました。 網代のリネン工場に復職をしたはずのおじが、再び職場放棄をしまして無断で欠勤をしていたのでありました。 おじは、職場放棄をした後にギャンブルに夢中になりましてのめり込んでしまったのでありました。 おじは、派手なシャツとスナイパーみたいなサングラス姿でおばの元にやって来たのでありました。 「姉さん、カネめぐんでくれよ!!頼む!!この通りだ!!」 「冗談じゃないわよ!!うちにはおカネがないのよ!!いいかげんにしなさいよ!!」 おばに怒鳴られたおじは、キレてしまいましてキリダンスの中にあります高級ハオリをあさっていたのでありました。 「何をしているのよ!?」 「カネメになる品物を探しているのだよ!!」 しばらくしまして、おじは一階の居間にありますテレビをつけまして、フジテレビにチャンネルを合わせまして『競馬ビート』を見ていました。 おじが購入しました宝塚記念のレース馬券のレースが始まりましたので、おじは一生懸命になりまして応援をしていました。 しかし、購入しました馬券の番号が外れてしまいましたので頭がサクラン状態におちいってしまいましたので、おじはおばの二人の子供の貯金通帳まで持ち出した後に家を出ていってしまったのでありました。 おばは悲しくなりまして、テーブルに顔を伏せて泣いていたのでありました。
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