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「ゆきみちゃん…アタシ…アメリカの大学に留学をすることは小さい頃からの夢であったのよ…その夢が実現できたのよ…アタシね…厚木の公立高校の総合国際コース1本にしぼって寝る間をおしんで必死になって勉強をして…受験を受けて…合格をして…進学後はさらに必死になって勉強をしたのよ…そしてアタシは…アメリカに居場所が見つかったから…日本の大学を捨てることにしたの…ゆきみちゃん…ゆきみちゃんは、アタシがアメリカへ留学が決まったことがうれしいの!?それともうれしくないの!?」
「つき奈ちゃん…」
「ごめんね…アタシ…何てことを言ってしまったのかな…」
つき奈ちゃんは、アタシにこう言った後に大きくため息をついてから、タンブラに入っているミネラルウォーターをゴクゴクとのみほしたのでありました。
「つき奈ちゃん…アタシは…うれしいよ…だって…つき奈ちゃんの夢がかなったんだもん…うれしいよ…」
「本当に…うれしいの?」
「もちろんよ。」
「ありがとう…ゆきみちゃん…」
つき奈ちゃんはアタシにありがとうと言いましたが、つき奈ちゃん自身の気持ちはものすごく複雑な気持ちに置かれていましたので、アタシは何て声をかければよいのかわからなくなっていたのでありました。
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