第3章

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俺は毎年12月10日に墓参りをする 前日の最終で福岡に入り そして墓参りが終わるとその足で東京へと戻る 今朝は少し早く目が覚めた 部下の子供が お受験だと騒いでいた事を思い出した 天満宮に寄って お守りの1つや2つ買って帰るとするか そんな事を思いながら弟と母親が眠る墓へ向った 毎年思うがいつも花が供えてある 真っ白な菊がバランスよく活けてある 父親がそんな事をするはずもない 彼女しかしない やっと手に入れた愛しくてたまらないレアな彼女 早朝ともいえる時間 7時を少し過ぎた時間 すでに有った
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