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『カンナ先輩!』
ジュンが呼びかけても反応がなく、意識がないままのカンナを見てキリナは舌打ちをした。
『何がどうなってる』
吐き捨てるように言うと、ジュンに確認した。
『ジュン、こいつの操縦操れるか?バトロイドにしないと運びづらい』
『はい』
ジュンがカンナの機体のシステムにアクセスし、飛行機の形のファイターから人型のバトロイドにする。
『行くぞ』
右手側をキリナが取りジュンが左手を取ると、カンナの機体を抱えるようにクォーターへと向かう。
ジュンは自分のVFでカンナをスキャンし、外傷無し意識レベルの低下の結果を見てからキーを操作しスキャンを続けて行い、出た結果を見て「やっぱり」と小さく呟いた。
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