2人が本棚に入れています
本棚に追加
/101ページ
「色気がないの関係ないじゃないですかぁ…」
でも、有難うごさいます。
腕にずしりとくる重み。聖騎士になってからツヴァイへンダーなんて振る機会無かったけど、これは嬉しい。
「よし、んじゃ私らもいくかね。フレイ、ジャンヌ、40秒で支度しな!」
えっ。
「おー。一緒に暴れるの久しぶりだねー。楽しみだねー」
「えー…。やだなあ。あたしまで反逆者扱いじゃん。パスしていい?」
「分かった、あんたしばらく晩飯抜きな」
「行きます」
「ちょっと、ミラルダさん!ジャンヌの言う通りです、私一人の独断で、みんなを巻き込む事なんて出来ませんよ!」
「なに言ってんだい。少し見ない間に大人びた事言うようになって。あんたは正しいと思う事をしに行くんだろ?聖騎士様がそう言うんだ、あたしらとしちゃ協力するしか無いだろう」
「しかし…」
「それにねえ、あんたは昔からポンコツだけど、自分自身の正義は絶対に曲げない女だった。だから私達も、あんたのやる事を信じられる」
「そーそー、わたしたち、そんなクリスが好きなのさ」
「晩飯食いたい」
「ミラルダさん…みんな」
私って、そんなにポンコツですかね。
思わず笑みがこぼれる。皆、有難う。
「さあ、行くよ!戦乙女の矜持、見せてやろうじゃないか!」
「はい!」
征きます!
最初のコメントを投稿しよう!