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団長は笑顔で言う。真っ直ぐな黒い瞳。
ああ、思い出した。
私は、この笑顔に憧れて、聖騎士になったのだ。
この人は何時も、どんな状況でも笑顔を見せる。そのお陰で騎士達は安心して戦える。この人がいるなら、私達は決して負けはしない。
そうだ。
団長が笑うなら、私はそれを信じよう。
私は、私に与えられた役割を果たそう。
「団長!孤児院で待ってますからね!みんな、付いて来てくれる?」
「メシが美味いなら行く!」
「わーい、お外久しぶりだなー」
あんたらって奴は…。
「アクセル、無理すんじゃないよ。あんたもうオッサンなんだから」
「へっ、オバハンに言われたくねえよ。若者の引率頼むわ」
「あいよ。任せときな」
「安心だ。行け!」
「はい!」
孤児院へ急ぐ!
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