騎士の章 Ⅰ

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___ 団長、アクセル団長。 えへへ、駄目ですよそんな。私達まだ早いわ。 きゃあ、おやめになって。 「にへへ…」 「ミラルダー、クリスの調子はどうー?」 「傷は完全に塞がったね。時折うなされてるみたいだけど…。私の所為だ。アクセルに合わせる顔が無いよ」 「ミラルダ…」 いやん、そんなところまで。もー、エロ親父なんだからー。 「ジャンヌの方はどうだい?」 「大体完成したみたいだよー。もう二度と傷付けさせないって」 「済まないね…。畜生、私がもっと強けりゃ、この子をこんな目に遭わせずに済んだ。私の所為だ、私の…!」 「ミラルダー、悔やんでもしょうがないよ、わたしだって、くやしい」 「フレイ…そうだね。済まない」 あーもう、うるさいなあ。誰だ私と団長のランデヴーを邪魔する輩は。 「うーん、うーん」 「クリス、痛いのかい?すぐ氷を変えるからね。少し体を起こすよ」 ああ、団長!団長が消えていく!くそっ、なんだなんださっきから!折角念願のラブコメ展開に突入したと言うのに!私を起こそうとするのはどこのどいつだ! 事と次第によっては許さぬ!
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