2人が本棚に入れています
本棚に追加
「はは、俺だってねーよ。まあなんだ、少し落ち着いてくれ」
「んがっ」
すとん、と音がする。男の手刀が僕の首筋に綺麗に入り、僕はあっさり意識を手離した。
「あーあ。ごめんねひじりん。クロウにいちゃん人の話きかないから」
「いや…こっちこそ済まねえ。まさかこんなに弱いとは思わなかった。手加減はしたんだが」
「いい薬だよ。それより、旅の話をもっと聞かせてくれよー!ひじりん!」
___
「はぬ!」
不覚!僕とした事が気絶してしまうなんて!や、奴は何処だ!
「兄さん、大丈夫?」
起き掛けの僕を、シャルロットが心配そうに見つめている。吐息が顔に掛かる。
この心地良さは何だろうと首を傾けると、彼女は膝枕をしてくれていた。うむ、発展途上なフトモモの弾力、気持ち良い。
誤解がないように言っておくが、僕はロリコンでは無い。
仮に、百歩譲って僕がロリコンだとして、女性としての艶やかな魅力と、無邪気な少女の境目にある、この年代にしかない危なげで仄かな色気に欲情しない男が居るとしたら、そんな男は最低だと僕は思う。何より彼女に失礼だろうが。ええ?そうは思わんかねワトソン君。
飽くまで彼女を女性として尊重しているからこそ、劣情を催している訳だ。それがロリコンだと言うのなら、ロリコンじゃない男なんていない。今からそれを証明してやる。
最初のコメントを投稿しよう!