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以前、オーストラリアのパースという都市に滞在していたことがあるのですが、通っていた語学学校でとある噂がありました。
その噂とは、パースの市街を闊歩しているという謎のお爺さんのことで、鍔付きの黒い帽子と襟元に付けた四つ葉のクローバーのピンバッチが目印のイギリス人で、日本人の女の子に声を掛け、ケーキを奢って話をするというものでした。
滞在中、そんなお爺さんに遭遇したことはなく、ただの親日家のお爺さんなのか、怪しい人なのか解らずじまいでしたが、今回、ふと思い出したこの不思議なお爺さんを物語に登場させることにしました(・∀・)
この物語の中で老人が付けていたピンバッチは三つ葉のクローバーです。三つ葉のクローバーには、その葉１枚1枚に意味があり、「愛・希望・信仰」を指すのだそうです。
宗教的な意味合いでは、三位一体(神・キリスト・精霊)を表すこともあるそうです。物語に登場したお爺さんは、神なのか死神なのかそれとも別の者なのか……ちなみにクローバーの花言葉には「復讐」という意味もあるそうです。
初めてホラーに挑戦しました！
某局の「奇妙な話」のテイストを目指しました('◇')ゞ
ここまでお付き合いしていただいた方、ありがとうございましたm(__)m
2015.3.31(TUE) 北沢あたる
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