第3話 アイドルの秘密 3

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熱心にプレイしていた時期、『いい歳して、『クロラン』とかキモい』と、杉田は妹に言われていた。 「『クロラン』の話がキモいという人が居たら、その人がキモいです」 はっきりとした声に、杉田が両目を大きくする。 「私も、『ミミ』と『ムータン』で悩みました。『ムータン』の成長後のピーキーな能力は、『クロラン』では唯一無二で、代わりがいませんから」 「……そうですよね。初めて発動した時は、感動して、泣きそうになりましたもん」 そう言って、杉田は顔を緩めた。
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