第2章

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恋のカタログ Ⅰ   金曜。明け方。 モテない俺に天使が囁いた。 『小梅通りにイイ事あるよ。信じるか信じないかは君次第!さぁ、行ってみよ~!』 はぁ? 何て脳天気な天使だ。 小梅通りってどこだ。 …の前に、何て夢を見るんだ、俺は。 欲求不満? ん~、まぁ…、彼女いない歴4年だしな~、って、ほっといてくれ! てな感じの朝の目覚め。 一人暮らしも7年目。 勝手知ったる俺の朝。 朝シャワ。朝飯…は抜きで、とりあえず新聞。 これでも社会人ですからね、と。
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