第1章

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昼夜逆転した生活 派手な化粧と露出度の高い服とキツイ香水 学校から帰ると母はすでにその状態で お仕事行ってくるね そういって頭を撫でて刺さりそうなヒールを履いて出て行った 帰ってくるのはいつも夜明け前 出て行く時に酒と煙草の臭いを追加して 居間の畳にそのまま転がって寝てたけど 飲み屋は12時まで その後 ジョンとかサムとかジェイとかジャックとかトムとかダニーとかベンとか クリスとかライとかデビとかロバートとかアレクとかホセとかケビンとか 覚えきれない位のお得意さんと2人きりで静かな所で飲んでお金を稼いでいた 生活のため 割り切らないと出来ない事だった だから私はその頃から「なんで」は言わなくなった だって 言ったらまた母は居ずらくなって佐世保から引っ越さなきゃならなくなるから
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