未来(あした)へのステップ(最終回)

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ちょっと休憩。 「頂きまーす!」 菜花くんの作る差し入れは本当に美味しい。 これは、結婚したら素敵な旦那様になるよ。 小波もお料理ちゃんと覚えないと、お姑さんにイビられるよ? なんて、ドラマの見すぎかな? 「菜花っち!私らの分は!?」 「これを楽しみにわざわざ、春休みだってのにフラ部まで足を運んでるじゃん!」 そう言う本音は隠そうよ、2人共… 「はいはい、そんな事だろうと、ちゃんと用意してありますよ」 「流石は菜花っち!いい旦那さんになれるよ。ね?小波」 「な、何でそんな話になるんだよ!?若葉は飛躍し過ぎだ!」 小波の顔が赤い。ふふ…まんざらでもなさそう。 「マヒナもさぁ、料理のひとつくらい出来ないと八王子のお嫁さんになれないわよ?」 「あ、あたしお料理できるもん!若葉ちゃんこそお料理出来るの?」 「私!?私は…ええと…あははは、料理の出来る人と結婚するし」 それ、女子として駄目な気がする… 「穂波ちゃんとサミーちゃんはどうなのよ?」 若葉ちゃんの標的が家の子に! 「私は家事得意ですよ?いつもやってますから」 「私も最近はサミーちゃんに教わってるんです」 「へぇぇ…偉いのねぇ。しっかりやんなさいよ」 若葉ちゃんがしっかりして欲しい。
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