編集前

3/13
前へ
/16ページ
次へ
それは、こんなあまりにも普通すぎる内容だった。 『はろはろー! 今日もお外晴れてるよ! 部活頑張ろうね』 花梨が普段送ってくるようなメールとは、かけ離れた文章だった。もう、ほとんど話などしていなくとも、量は異常さを感じた。 「いきなり連絡寄こすとかなんだよ。こいつの場合……何かあったか。」  戸惑いつつも簡単な挨拶でも返して、涼は制服に着替えだす。 ピリリリリリ 「あ、目覚まし。」  今更鳴り出す六時半を伝える目覚ましに、今日はのんびり出来ると伸びをした。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加