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それは、こんなあまりにも普通すぎる内容だった。
『はろはろー!
今日もお外晴れてるよ!
部活頑張ろうね』
花梨が普段送ってくるようなメールとは、かけ離れた文章だった。もう、ほとんど話などしていなくとも、量は異常さを感じた。
「いきなり連絡寄こすとかなんだよ。こいつの場合……何かあったか。」
戸惑いつつも簡単な挨拶でも返して、涼は制服に着替えだす。
ピリリリリリ
「あ、目覚まし。」
今更鳴り出す六時半を伝える目覚ましに、今日はのんびり出来ると伸びをした。
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