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チャイコフスキー作曲、バレエ「胡桃割り人形」を皆様はご存じでしょうか?
クリスマスイブの夜、クララという名の少女が親戚のおじさんからもらった胡桃割り人形に、魔法の国へ連れて行ってもらうという幻想的な物語で、クラシックバレエの傑作の一つです。
クラシック音楽としても有名で、題名は知らなくても曲を聴けば、誰でも知っている曲だと思います。
この「胡桃割り人形」が忘れられない思い出になったのは、わたしがまだ中学生の頃だったと思います。
どんな番組だったかは、はっきりとは覚えていないのですが、家に帰ってテレビを点けると、NHKの名曲アルバムのような番組で「胡桃割り人形」を放送していました。
クリスマスらしい映像の下に、テロップで「胡桃割り人形」の簡単なストーリーの説明や、物語が作られた場所の説明などがありました。
わたしはその頃、胡桃割り人形という物がどんな人形か知りませんでした。
そして、画面に膝に胡桃を乗せた可愛らしい女の子の人形が映し出されたとき、こんな可愛い人形なら欲しいかなと思いました。
ですが、胡桃を割る機能がついた人形です。どうやって胡桃を割るのか気になりました。
人形を裏に返せば、胡桃を割る工具でも収納されているのだろうか思っていると、ゼンマイ仕掛けになっているのか、人形の片腕がゆっくりと上がり始めました。
膝に胡桃を乗せ、片腕が上がる。
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