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私も十五歳の時から小説を書いてたのだが、その頃の自分よりも文章は上手い。ただし、多少上手くてもやはり経験値が足りてない、粗い文章だなって感じでした。
読んでみて、ホラーの王道なんだろうけど、何処か大雑把でありきたりだな、という印象を持ちました。
謎のメールが送られて身内に犯人がいる、というパターンは昔からあるので仕方がないのですが、描写が雑だなというのはフォローできません。
例えば、金がないから海しかないとかっていう会話が序盤にありましたが、主人公達って、海に近い学校に通ってるのですか?
海に近い学校ならお金は殆どかからないのでしょうが、これが内陸地だったらかなり掛かりますし、果たしてどうなのでしょうね?そういうところの描写もしっかりした方がいいかもしれません。
また、やたら効果音だけで済まそうとしているのもどうかと思いました。効果音を使うのは悪くないのですが、その後にその効果音に対する説明を入れた方がいいとは思います。一章の最後の落ちていくシーンですが、あそこは効果音を入れない方が余韻が残っていいと、私は思いました。
あと、全体的に話のボリュームを増やしてもいいんじゃないかなとは思います。ただ、ワンシーンで人が死ぬのではなく、メールが来た次の日から寝てる時に誰かの気配を感じるみたいなエピソードを増やすことによって、もっと深みが出てくるのではないかと思います。
いろいろと偉そうなこと言いましたが、ロイストさんは若いわけですので、もっと経験を積めば、もっといい作品が書けると思います。
なので、今回は今後の将来性に期待して、ここで満足してもらわないために、あえて低めの点数をつけました。
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