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局長の急な一言に シイナがキョトンとすると 局長が再び声を掛ける。
「どうしたのだね?シイナ君。」
「あっ すいません ちょっと急過ぎて戸惑いました。」とシイナは我に返り、
局長に尋ねる。
「で?一つの試練というのは?」
局長は再び席に付き 話を始める。
「近々 このベルディア王国で魔法を使った戦いが行われる。」
「え‥‥?」シイナは驚くも局長は話を続ける
「君の強さは知っている。しかしだ。
この王国にもかなりの強さを持った者達がいる。特に 最近 強力無比な炎の魔法を使う者がいるという噂だ。」と局長の言葉にシイナが呟く。
「そいつも 倒してみせますよ。」
「ハッハッ!! 」局長は笑い 再び話をする
「今回はそう簡単には行くまい‥‥!!だが、期待しているよ。では頑張ってくれたまえ‥!!」と最後の局長の言葉を聞いた後、シイナは「失礼します。」と言って立ち去った。
一方‥‥‥。
街の裏通りで小競り合いがあった
「おいてめぇ。誰の許可取ってここ歩いてんだ?」と低い声が響く。
そんな状況に出くわしていたのは 赤い髪の少年だった。
「え?なんだよ ここに許可なんて必要あんのか?」と赤毛の少年も ドスの効いた声で最初に文句をつけてきた 坊主頭に問う。
坊主頭は「あたりめーだろ 俺の領地だぞここァよぉ」 と言うと坊主頭の手が光り出す。
すると坊主頭は叫び、片手を地面に叩きつけた。
『グランドスパイクゥゥゥゥゥ!!!!!!!!!』
赤毛の少年の足元から コンクリートの槍が数本飛び出す。
赤毛の少年は「 ほぉ~。」とだけ言い放ちコンクリートの槍を回し蹴りで全て砕いた。
「なっ!!!?」坊主頭は驚き 続いて魔法を
連発した。
『グランドスパイクゥゥ!!!!!!!!!』
再び同じ魔法を繰りだす相手に 赤毛の少年は槍を砕きつつ こう言い放った。
「お前みたいなクソ雑魚い奴に魔法はいらねぇなぁ」
「んだとぉ‥‥?」『グランドスピア!!』
先の一言に坊主頭は怒り 自分の手で槍を持って襲いかかってくる。
「弱ぇな‥‥てめー」
冷酷に赤毛の少年が言い放ち坊主頭の槍を受け止めた後 砕いた。
その刹那、 赤毛の少年がとてつもない速度で坊主頭に拳を繰り出し 坊主頭を吹き飛ばす‥‥‥‥。
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