Vol.22

5/40
787人が本棚に入れています
本棚に追加
/40ページ
だれもいない部屋に 「ただいま」と声を掛け、足先が冷たくなったブーツを脱いだ。 親指がふやけて、赤く染まっている。 明日には雪に変わっているかもしれないな、 などと思いながら白く曇ったベランダの窓へと視線を向けた。 ようやく1日が終わりを迎えて、 カメラを向け、 わが彼氏の顔と対面した。 彼の顔には、笑うと目の下に皺が刻まれていた。 睡眠が足りないというだけじゃないだろう。 やはり元気がない。 「大変そうだね。ごはん食べれてる?」 そう私は尋ねる。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!