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自分の言葉を聞いた聖騎士は軽く手をあげた。
振り向きもせずに去っていく後姿を、名残惜しそうに自分は見ていた。
「何言ってるんだろ・・・。」
完全にアレックスが去った後ウェルナーは一人呟いた。5年前同期の友人が卒業してから敬語でしゃべらなかった日は無い。年が近そうなアレックスと、自分は仲良くなりたいのだ。
自室に入りベッドに寝転ぶ。
明日の授業の準備をしなくてはいけないが、今日はどうにも手がつきそうになかった。
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