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「聖騎士もこの問題には手を貸します。お任せを。」
3人の言葉に納得した”大地の幹”がケロベロスの森へと帰っていく。大事にはいたらなかったが、とんだ問題を持ち込んでくれたとまだ見ぬ犯人にウェルナーは苛立ちをぶつけた。
容疑者はこの塔の中にいる住人。見習い、職員、教授、聖騎士。その中で自由に外に出れるのはウェルナー以外の教授と聖騎士だけである。”大地の幹”がケロベロスの森から戻ってきたとき、塔の中へと一目散に帰ろうとしたシャーク教授が脳裏をよぎる。
「まさか・・・な。」
安易な思考を振り払い授業をするために塔の中へとウェルナーは戻っていった。
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