【 01 転入生とわたし 】

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 課題を終わらせ、入浴も済ませたわたしは、再びベッドへ横になる。  麻那の返信はわたしを冷やかすメッセージだったので、わざと既読にさせ、メッセージの返信を行うのをやめた。その間に、苑宮君からメッセージが送信されたので、わたしはそちらへ神経を集中させることにした。男性とこういうやりとりするのは初めてなので、変に緊張してしまい、文字を打っては消してを繰り返す作業を、かれこれ30分弱繰り返していた。 「苑宮君は男性だし、麻那と違うから……あ?どうしよう!!?」  挨拶程度なメッセージにこれ以上時間は掛けられないので、最終的に文章は事務的になってしまったが、簡潔に短くまとめて送信ボタンをタップする。 「はぁ?……疲れた」  男性とのやりとりは、麻那へ長文のメッセージを送信するより、何倍も疲労するのだと思い知らされた。
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