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「…つまり、犯人は…」
と、ユイさんが口を開いた。
「警察関係者だと?」
「はい。その通りです。ユイさん」
と、勝木先輩がそれに答えた。
「…え?」
と、今度は進也が口を開いた。
「…って、事は…まさか、犯人は…」
「そうだよ。進也。
どうやら、気付いたようだね。
恐らく、
今回の連続殺人の犯人は
僕の姉のカタキ討ちをしようと考えてもおかしくない、姉と親しかった警察関係者。
そんな人物…
日本中で、たった一人しか、いない…」
と、勝木先輩は一呼吸おくと…
更に言葉を続けた。
「実は…
僕は、あなたが犯人だと思っているんですよ。
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