天使の憂鬱

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桜がドキドキしながら返事を待っていると、パリスはにこりと微笑んだ。 「いいよ。連れて行ってあげる」 「ほ、本当?」 「ただし、ちゃんとまりあと雄太の確認を取ること。あと、荷造りを大至急、ちゃんとパーティ用のドレスを用意して。 一時間後には出発だ」 「は、はい!ありがとう、おじさま」 桜は跳ねるようにパリスに抱き着き、 「ママー!」 と、そのままリビングを出て行った。
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