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グローバルな彼と出会い、自分もそうなりたいと憧れると同時に、平凡な自分に激しい劣等感を覚えた。
側にいることが苦しいほどに。
そうして、自分にも誇れるものが欲しいと、勉強を頑張って、留学特待生に選んでもらうことができて、
留学先のロンドンでも、本当にがんばって、向こうの出版社に就職することができた。
やりがいがあったし楽しかったけれど、そろそろ日本に帰りたいと思い始めていた頃に、自分の翻訳が認められて、ヘッドハンティングの話が来て、
その上、『全日本翻訳家大賞』を受賞することになるなんて。
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