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「なんでもいいのよ?サービスとして転生する世界の言語全てと、魂に見合うステータスはプレゼントしているわ。それ以外になんかある?」
むむむ、私にとってはそれで十分なのですが。
私の脳細胞もいつも以上に活発に動きまわってますが、いかんせん欲がないもので・・・。
あ、ひとつ見つかりましたよ。
「不老ってできますか?」
転生するなら、時間を気にせずのんびりと過ごしたいです。おばあちゃんになったらきっと寝たきりになっちゃいますからね。
お姉さんも快く承知してくれました。
「いいわよ。不死は付けなくていいの?」
「ええ、まぁ。」
スリルがないとつまらないですし。
私の答えに、お姉さんは口をとがらせました。
・・・何か不満だったのでしょうか。
「欲がなさすぎる!!他の魂はチートすぎる願いばっかしていたのに!!」
そんなに叫ばなくても・・・。
「いいえ!!これではあなたが死んでしまいます!!それでは、このクズがした行為に対してのお詫びになりません!!」
そこまで言いますか。
「とにかく!!」と、お姉さんは大変憤慨したご様子です。
「これを飲んでください!!あと、私が能力をつけておきますからね!!」
お姉さんが自身の豊満な胸元から取りしたのは、パチンコ玉ほどの黒い玉。
・・・どっから取り出しているんですか、全く。
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