1章 神様はクズでした。

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「なんでもいいのよ?サービスとして転生する世界の言語全てと、魂に見合うステータスはプレゼントしているわ。それ以外になんかある?」  むむむ、私にとってはそれで十分なのですが。  私の脳細胞もいつも以上に活発に動きまわってますが、いかんせん欲がないもので・・・。  あ、ひとつ見つかりましたよ。 「不老ってできますか?」  転生するなら、時間を気にせずのんびりと過ごしたいです。おばあちゃんになったらきっと寝たきりになっちゃいますからね。  お姉さんも快く承知してくれました。 「いいわよ。不死は付けなくていいの?」 「ええ、まぁ。」  スリルがないとつまらないですし。  私の答えに、お姉さんは口をとがらせました。  ・・・何か不満だったのでしょうか。 「欲がなさすぎる!!他の魂はチートすぎる願いばっかしていたのに!!」  そんなに叫ばなくても・・・。 「いいえ!!これではあなたが死んでしまいます!!それでは、このクズがした行為に対してのお詫びになりません!!」  そこまで言いますか。  「とにかく!!」と、お姉さんは大変憤慨したご様子です。 「これを飲んでください!!あと、私が能力をつけておきますからね!!」  お姉さんが自身の豊満な胸元から取りしたのは、パチンコ玉ほどの黒い玉。  ・・・どっから取り出しているんですか、全く。
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