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「チート並みって言うことだね。」
その甘ったるい声は、クズじゃないですか。久しぶりですね。空気になったのかと思いましたよ。
復活してもきのこはそのままなんですね。とてもウケると思います。良かったですね、人気者ですよ。
ちっとも羨ましくはありませんが。
おや?クズはお姉さんのもとへ、慰めてくれと言わんばかりに駆け寄っていますよ。
「・・・。ハ、ハニー・・・?」
「・・・クズが。」
「・・・・・・ぐすん。」
お姉さんの一言、強烈です。あの低いトーンで言われると怖くて夜眠れなさそうですね。
しかし、M男は歓喜。さあさあ、M男の皆さん罵られてください。私はその様子をニヤニヤしながら見ていますから。
クズは当然M男ではないので再び落ちこみました。今度は、自身の体に生えたカビと話してます。
ざまぁ。そして、汚い。
「さて、悠ちゃん。」
お姉さんの声で、ふと我に返りました。そうだ、こんなクズの相手をしている場合じゃない。
「はいはい、何でしょう。」
「これから行く世界は山田くんと同じ『アルファラリア』という世界よ。」
ボサ山くんと同じですかぁ・・・。なんか不服ですね。
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