ママをお休みします

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「私の休日」は、私の心そのもののような晴れ渡った暖かい日になった。 休日が決まったその日から様々なプランを立てたけど、屋内で過ごすのは勿体無いくらい素晴らしい天候だ。 嬉しくて仕方がない。 朝食を作って、いそいそと支度する。 おしゃれも考えたけれど、動きやすいようにパンツスタイルにした。 いつも適当に済ませている化粧もしっかりめに。 娘の必需品が一杯詰まったトートバッグは今日は用はない。 「行ってきます。パパ、舞をよろしくね」 お気に入りのスニーカーに足を突っ込んだ。 「行ってらっしゃい。気を付けろよ」 パジャマ姿で娘を抱っこした夫が玄関先まで見送りに来た。 途端に娘の顔が歪む。 「ままどこいくの?まいちゃんもいく!!」 「ごめんね、今日は舞ちゃん連れていけないんだ。パパと遊んでね。お土産買ってくるからね」 後ろめたさが心に生まれた。 でもごめんね、ちょっとだけ、ママをお休みさせて。 「まま、いっちゃダメ、まいちゃんもいくぅ!!」 「いいから行け、大丈夫だから」 夫に促され、懸命に小さな手を伸ばす娘への後ろめたさを振り切るように、私は外へ飛び出した。
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