プロローグ

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あっけない。 あんなにもこの人を 愛していたはずなのに。 この5年間、私はずっと 彼を信じて来たのに。 愛した分、愛して貰えるなんて 信じていた私はどれだけ おめでたい女だったんだろう。 静かに署名を書き終えた大河は スッと立ち上がると 弱々しい声で呟いた。
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