深碧の瞳

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毎日の日課の3分アニメを見て 支度を始め、昨日と同じ時間に 家を出て駅に向かう 坂道を下っていると これまたお約束通りに 桐生が私の肩を叩く。 「葵さん今日は残業しても XOOPSの構築を終わらせますから。 モジュールのインストールは 昨日全部終わらせたので あとはレイアウトです。 あのCEOを唸らせるような レイアウト組んでやりましょう」 朝からなんだかすっかりやる気な 言葉を並べる桐生に首を傾げる。 「どうしたの? 桐生にしては珍しくやる気じゃない」 「葵さんが帰った後、 色々考えたんです。 俺はSPECの社員を目指してみようかと」 「はっ?」
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