第一章 鬼宴ってなんぞや?

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爽鬼side 頭領から順に依頼での事を話していく。 順番的に俺が最後だな。 頭領から目線で促された。 「次は俺か」 さて、どこから話そうか。 _________________________________ 「依頼書に書いてあった場所はここか」 目の前に広がるのは見渡す限りの大海原。 今俺は『海の上』を歩いている。 「あー、あれか」 前方から大きな波が押し寄せてきた。 依頼の討伐対象『牛魚(ブルフィッシュ)』の大群。 「この時期に牛魚の大群が荒れてるのは少し気になるな」 そんなことを言ってる間にも波は迫ってきている。 「考えるのは後にしてっと!」 目の前まで迫っていた波を掴んで背中から正面に投げ落とす。 標的目掛けて突進を続けていた牛魚達は何が起こったのか分からないまま平衡感覚を失い沈んでゆく。 しかし直ぐに持ち直して突進を再開した。 「さて、お片付けの時間だ」
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