失望

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「あれ…?」 首を傾げた月島さんの 視線を追った坂の下、 私のマンションの少し先にある 大きな交差点に見えたその姿に そのまま視線が釘付けになった。 目に映ったのは… キスをしている男の横顔と 夜風になびく綺麗な黒髪。 「さすがモテる男はする事も ダイナミックですね」 笑いながら言った月島さんに 私も苦笑いするしかなかった。
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