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小さく笑いながらパソコンの
電源を入れる。
起動して行くパソコン画面を
見つめながら心で思った。
もう忘れるから。
たとえ桐生が私の心の
安定剤だったとしても…
もう…
忘れなきゃいけないんだ…。
自分の心にそう言い聞かせ
私は気持ちを切り替える。
慣れ親しんだ安定剤が
終ったとしても…
また新たな安定剤を
見つければいいだけのことだと
心のどこかで思いながら。
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