プラマイゼロ

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「…おはよう」 「昨日…」 桐生の言葉に思わずドキンと 胸が弾ける。 桐生の言葉『忘れないで』 それがずっと心のどこかに 引っかかったままなのも事実で。 「またいくつかプログラムが 上がったみたいなんで 今日はそれに合わせた レイアウトを煮詰めて おかないとですね」 構えた自分がなんだか おかしくなった。 私が思っているほど 桐生にしてみたら 二人の関係が終わった事は たいした事じゃなかったのに。
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