951人が本棚に入れています
本棚に追加
/35ページ
「…おはよう」
「昨日…」
桐生の言葉に思わずドキンと
胸が弾ける。
桐生の言葉『忘れないで』
それがずっと心のどこかに
引っかかったままなのも事実で。
「またいくつかプログラムが
上がったみたいなんで
今日はそれに合わせた
レイアウトを煮詰めて
おかないとですね」
構えた自分がなんだか
おかしくなった。
私が思っているほど
桐生にしてみたら
二人の関係が終わった事は
たいした事じゃなかったのに。
最初のコメントを投稿しよう!