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「何があったの?」
車のキーをテーブルに置いた
彩音が俺の顔を覗き込む。
「なんとなく会いたくなっただけ」
その言葉に困った顔を浮かべる
彩音が俺の隣に腰かける。
「変わってないね」
彩音は俺が葵さんと
出会う前のセフレだった。
だけど葵さんと
肌を重ねるようになって
旦那の浮気が原因で離婚して
苦しんでる葵さんを見てたら
不倫してる自分が
無性に薄汚く感じて
彩音とは別れた。
ただ…
彼女とは何しろ肌が合う。
結婚している彼女にとって
俺は若くて都合のいいおもちゃ。
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