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「…僕の部屋に戻ろうか。
少し夜風に当たらないと
この熱は引きそうにない」
彼の言葉に思わずクスッと笑う。
私も同じなんだけど…。
これだけ火照ってしまった躰を
どうしていいのか分からなくて。
「じゃ…
今度こそ本当に用意するね」
敬語を外して言った私に
彼はまたあの嬉しそうな表情で
大きく頷いた。
彼の膝の上から降りて
トートバッグに着替えを詰め込む。
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