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次の日、校歌指導の2日目、最終日を迎えた。
昨日と違いグラウンドに集められた。
上下、冬の体操服を着てみんなが並んでいる様はさぞ滑稽だっただろう。
え?なぜかって?それは俺らの学年の体操服は水色だった。そう、ドラ〇もん状態だったのだ。
そんな俺ら320人が一斉に校歌を歌うのだ。傍から見れば滑稽なのだ。
(今日が終わればめんどくさい校歌指導も終わりやぁ。)
そんな風に考えてた俺は何故かまた歌を覚えずに行った。
すると歌っている途中で応援団長が「後ろの方声聞こえんね、前と後ろ入れ替えよっか。」などと言い出した。
俺は出席番号12番で
(まぁ大丈夫やろう。)
とか思っていたが俺は1番前になってしまった。死を覚悟した。
同時に
(あの女応援団長なめとる。)
などと逆恨みもした。
あぁ、書き忘れてたけどうちの学校の応援団長は女の子だった。
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