恋と街灯
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コロピオ通27番地の街灯は、夕暮れ色の灯りを一瞬青白くした。 今宵は月がひどく美しかったからだ。 天から零れ落ちそうな銀の雫。 そんな印象を抱かせた。 月明かりに照らされる少女の背中は驚くほど白く、しっとりと濡れたような光沢を湛えていた。 少女は、何も着ていないのだろうか。こんなに寒い夜なのに。 群青色の闇の中で、ぽつんと立った街灯は健気に温かな夕暮れ色を燃やす。
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