溺れる躰

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降りて来たのは… 一番会いたくない、桐生。 「葵さんおはようございます」 掛けられた声に 無視も出来ず振り返る。 「…おはよう」 オフィスに向かう私の後ろから 黙ったままついて来る 桐生の気配を感じつつ 自分のデスクに向かう。 けれど、今日の桐生は 私に一言も余計な言葉を 掛けて来なかった。
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