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参
あれ以来、鳴らなくなった電話。
淳はもう貴子と話す必要があると
考えていないようだ。
ふしだらな女と怒っているのか・・・
それとも、
これ幸いと思っているのか・・・
どちらであったとしても
貴子にはどうすることもできない。
物事というのは勝手に進み、流れていくモノ。
歩のような強さを持たない貴子にとって
流れに逆らい、足掻き、苦しんでも辛いだけ・・・
今まで通り、流れに身を任せるしかない。
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