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  あれ以来、鳴らなくなった電話。 淳はもう貴子と話す必要があると 考えていないようだ。 ふしだらな女と怒っているのか・・・ それとも、 これ幸いと思っているのか・・・ どちらであったとしても 貴子にはどうすることもできない。 物事というのは勝手に進み、流れていくモノ。 歩のような強さを持たない貴子にとって 流れに逆らい、足掻き、苦しんでも辛いだけ・・・ 今まで通り、流れに身を任せるしかない。
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