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「あ、神獣ってどんなのがいるの?」
ツッコミをスルーして話題を変える。
拓也は納得のいかなそうな顔してたけど、いつものことなのでこれも無視。
「えっと……鳳凰は勿論、人魚とか、ドラゴンとか、悪魔とか、天使とか。セイレーンとかもいる」
渋々と言うように、拓也は指を折り例を並べていく。
天使は極々稀だと拓也は言った。
「へえ、そんなにいるのか」
「まあ。世界が融合したからな、人間が想像した数だけ最低でもいるだろうよ」
「そんなもんか」
「そんなもんだ」
そうこうしている内に目的の場所である異世界庁についた。
シンボルマークである、上を向いた剣のロゴがついたビルが僕らの眼前にまで迫っていた。
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