Second Partner 第11話

自覚

分からない。

アイツの考えていることが

全く…理解不能だ。

沈黙してしまった俺に

電話の向こうの美紀が呟く。

『聞きたいことって

それだけ？』

「あ…うん。

邪魔してゴメン」

『…別にいいけど…

出来ればもう電話しないで』

突き放すように言った美紀に

俺は小さく笑った。

「もう二度としないよ」