62人が本棚に入れています
本棚に追加
大阪弁講座 第一回「なんや」
今回はイントネーションやアクセントによって、多彩な意味を持つ「なんや」について扱います。
例文では客が「コレなんや」と言おうとして間違えて「なんやコレ」と言ってしまい、店主とケンカになってしまいます。大阪弁では語順が入れ替わると、大変失礼な言い方になってしまう事があります。気をつけて使いましょう。
客「なんやコレ」
(何ですかこれは)
商「なんやと!」
(何を言っているんだ!)
客「『なんやと』ぉ!?」
(「何を言っているんだ!」だって!?)
商「なんや!?」
(何か言いたい事でもあるのか!?)
客「なんや!?」
(何でそんなに怒るんだ!?)
商「なんや!?」
(何だやる気か!?)
他「なんや」
(何事だ)
他「なんやなんや」
(何が起きたのだろう)
他「なんやケンカやて」
(何だかケンカだそうだ)
他「なんや」
(なんだそうだったのか)
客「なあんやあ」
(※威嚇の声)
商「ねえあんやあ」
(※威嚇の声)
警「もうなんやなんや」
(まぁいい加減にしなさい)
警「なんや?なんやねん」
(何があったんだ?)
商「なあーやねん!」
(何で関係ない人間が入ってくるんだ!)
警「なんやねんてなんや!」
(関係ないとは何だ!)
商「なんや!」
(お前もやる気か!)
客「なんやーーーーー!」
(※怒りを爆発させた声)
最初のコメントを投稿しよう!