邪魔者

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「葵……離れて」 桐生の胸の中から見つめた 坂の上には… 怒りの表情を浮かべる 月島さんの姿があった。 ゆっくりと月島さんに 視線を移動した桐生は 私を抱きしめていた腕に 力を込める。 「…渡しませんよ、あなたには」 桐生の放った言葉に 月島さんの顔が歪んで行った。
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